前回の続きです。
勤めていた会社の事業がコロナ禍で縮小し、最高6店舗あった店も1店舗になりました。
6店舗にいた社員で退職しなかった人は全員、居酒屋の本店勤務になりました。
お客さんもいない中、30代40代の社員だけで店をやっていく事になりました。
アルバイトの子達はシフト希望を出しても、全く出勤が入らなくなってしまったので、自ずと、他のバイトを探したりと、離れていってしまいました。
毎日毎日、、出勤しては店の掃除をして帰るといった日々でした。緊急事態宣言中は電話番兼掃除係で店に常に一人だけ残っておくという体制でした。
仕事は少ない状況でしたが、探せば、倉庫掃除だったり、今まで手をつけられていなかった所の掃除などがありました。
ただ、しょうがないのですが、、積極的に仕事をする社員は少なかったです。
出勤して、私が掃除をしている間に先輩社員達がゲームをしたり、YouTubeを見たり、そんな光景を見て、なんだか、頑張って働こう!という意欲がだんだん削がれていってしまいました。
私も常に全力で仕事をしていたかというと、胸を張って答える事はできません。
そんな日々が続き、、
この会社で働いていて得られるものがあるのだろうか?
今後このメンバーでうまくやっていけるのだろうか?
と思い始めました。もちろん気の合う社員もいましたし、基本的にはみんな大好きでした。
そんな時、社長の知り合いの保険会社の支社長に転職してみる気はないか?と勧められました。
現状自分自身の成長を全く感じられていなかったので、私は転職を決意しました。
その保険会社の支社長も私自身昔から面識のある方で、非常に尊敬できる方だと思っていました。
飲食店を辞めることに抵抗がなかったといえば嘘になりますが、新しい世界にチャレンジできる期待もありました。
バイトの子達や社員の方達が送別会をしてくれたのですが、大号泣してしまいました。笑
④に続く