結論から言いますと人それぞれですね。
生命保険というものは、「今」役に立つことはないし、自分にお金が入るものでもないし、目に見えるものではありません。
私は20歳の時から生命保険に加入しています。
毎月2万円ぐらいを養老保険と定期保険にかけています。
定期保険の保険金額が3500万円、養老保険の保険金額が300万円で合計3800万円です。
同級生たちの話を聞くと、多いね!とびっくりされる事もあります。
ただ、今回、適応障害になり、自分と死についてよく考えてみたら、私は3800万円は少ないなぁ。と感じます。
両親はあと何年かしたら定年で働けなくなるでしょう。
そんな時、両親で世帯収入が仮に800万円だとしたら、3800万円という金額は5年分にも満たないという事です。
今まで散々好きなことをやって、習い事やスポーツ、大学まで行かせてくれた両親に、お金で解決できるとは思いませんが、万が一があった時、残せる金額が3800万円というのは私はなんか寂しい気持ちになってしまいます。
もちろん自分自身に貯金がたくさんあって両親も裕福であれば保険なんて不要かもしれません。
ただ、そのような家庭は今の日本にどれだけあるのでしょうか。
もちろん自分が死んでしまう事にもお金がかかります。
今の住んでいる家を引き払い、もし、病死なら病院代もかかっています。お葬式の費用だって必要です。
意外と知られてないのですが、九州全体のお葬式の平均相場は300万円です。
3800万円の保険ですが、両親に渡せるのは3000万円ぐらいなのかもしれません。
独身で子供のいない私ですらこう感じます。
もし、奥さんと子供がいたのなら、、
子供の教育資金、大学卒業まで平均1500万円かかります。
もし医者になりたいとか言い出したらもっともっとかかります。
奥さんと子供の家も必要です。
旦那さんが亡くなって次の日から「よーし!働くぞ!」といって奥さんは働けると思いますか?
生活費も、もし子供二人の3人暮らしなら15万円は最低でも必要だと思います。
子供が小さい時、奥さんが無理して働くことがないよう、保険は必要なのかもしれません。
少し、想像して欲しいのですが、、
子供が小学生になり、学校から家に帰ると、机の上にはメモとラップに包まれたご飯があります。
「〇〇ちゃん、チンして食べてね」
子供はカバンを置いて公園に遊びに行きます。
夕方になると、友達のお母さんたちが「ご飯できたわよー」と子供を迎えにきます。
子供は一人になって、寂しくなって家に帰ります。
家に帰り、一人でお風呂に入り、ご飯を食べて、ソファでテレビを見ます。
「今日はテストでいい点取ったからママに褒めてもらうんだ!」そう思いながら、、
でも遊び疲れていたので寝てしまいます。
こんな生活を奥さんや子供にさせてしまうと思うと、胸が張り裂ける思いになります。
奥さんの場合でも同じです。
もし奥さんに万が一があってしまったら、
旦那さんは朝5時ぐらいに起きて、子供の弁当を作り、学校まで送ります。
仕事が多くて残業しないと終わらないけど、子供を迎えに行かないといけないので、残業もできません。
家に帰り、ご飯を食べさせ、お風呂に入れさせて、
掃除洗濯をしているともう夜の11時です、、、
明日の朝も5時に起きて弁当を作らないといけません。
こんなループになってしまいます。
こんな生活を奥さんは旦那さんにさせたいでしょうか。
私の主観なのですが、保険の重要性はなんとなくわかってもらえたと思います。
まず保険が必要か、不要かの前に
今一度、若くて健康なうちに、自分たちの家庭にはこれからどんなお金がかかるのか考えてみませんか?